〜バイコヌール宇宙基地ソユーズロケット打ち上げ〜
日本人宇宙飛行士大西卓哉さんが、2016年7月7日(七夕)に、バイコヌール宇宙基地から、ロシアソユーズ船で打ち上げられました。
大西宇宙飛行士は、日本人として6人目のソユーズ宇宙船フライトエンジニアで、10月末までの間、国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在予定です。
この度、打ち上げを生で見る機会に恵まれました。
コンサートでは、実際の打ち上げの様子をリアルな映像でご覧いただきます。
ソユーズ宇宙船が、格納庫から列車で運ばれ、発射台にジャッキアップされる様子など、今回でなければ見られない貴重な映像もご覧いただきます。
ロケット打ち上げとコンサート。一見関係がなさそうなこの二つ。実はロシアではたくさんの共通点があります。
星の街宇宙飛行士訓練センターの様子や人間らしい逸話など、実際に宇宙飛行士の訓練を受けた菊地涼子さんをゲストにお迎えし、リアルなお話を伺います。
目と耳と心で感じる「宇宙と音楽」の空間。ぜひ!ご体験ください。
ご来場を心よりお待ちしております。
ご予約は平岡までご連絡ください。
日時 2016年 11月3日(木・祝)
開場:12:00 開演:12:30
会場:紀尾井町サロンホール(紀尾井ホールではありません)
パンフレットPDF
<出演>
平岡貴子(ソプラノ)
ワレンチナ・パンチエンコ(メゾソプラノ)
アレクセイ・トカレフ(トランペット)
ユリヤ・レヴ(ピアノ)
ゲスト:菊地涼子(元TBS宇宙特派員)
<曲目>
● デンマーク王子の行進曲
● 主よ、人の望みよ喜びよ
● 翼をください
● 夜鳴きうぐいす 他
前売:一般\4.000 ペア\7.000 (限定70名)
主催:メディカル&アートLab 表参道
ご予約は平岡までご連絡ください。
ロシアバレエガラ2016.pdf
●バレエ
イリーナ・ペレン
マラト・シュミウノフ
樺澤真悠子
木暮絵梨子
坂井萌美
県内でバレエを習う青少年
●演奏
ソプラノ:平岡貴子 山田由紀子
ピアノ:渋川ナタリ
フルート:羽鳥美紗紀
ヴィオラ:大竹温子
ヴァイオリン:平澤彰史 予定
●プログラム
アンナ・カレーニナ
スパルタクス
A Tu Vera
他 予定
2016年8月14日(日)
16:30 開場
17:00 開演
高崎市文化会館
高崎市末広町23-1
全席指定:4,000円
●チケット問合せ先
E-mail:herald@jd5.so-net.ne.jp
Tel:080-4780-3787
2015年1月25日、私は「トロピニンとその時代の芸術家たち」博物館(Музея В. А. Тропинина и Московских художников его времени)で行われた「歌の玉手箱」コンサートにピアニストの高橋裕希子さんと共に出演しました。
В. А. Тропининは、農奴出身の画家・建築家で、とりわけポートレート画家として有名です。トレチャコフ美術館にもВ. А.Тропининの部屋があり、彼の描く、優しい微笑みをたたえた肖像画は、観る者をいつも幸せな気分にしてくれます。
コンサートは、特別展「子供フェスティバル」の最終日ということもあり、会場にはたくさんの学生たちが来場していました。
プログラムは、日本歌曲から「ペチカ」「荒城の月」、ロシアロマンスから「夜鳴きうぐいす」などで、ピアノソロ「ラ.カンパネラ」を含めた14曲。
博物館の展示品でもあるピアノは、150年前の骨董品で調律もままならず、鍵盤のタッチもバラバラ、音楽家泣かせのピアノでした。
しかし、少しくぐもった19世紀の音色はとても柔らかく、
歌手もピアニストもピアノとのハーモニーに心を寄せ、時空を超えたアンサンブルを存分に楽しみました。
哀愁が漂う日本のメロディはロシア人のたちの共感を呼び、
柔らかい日本語の響きは子供たちの想像力をかき立てた様子で、彼らは私に「荒城の月を絵画で描いてみたい!」と言っていました。
コンサート終了後には、福笑いや剣玉といった日本の伝統的な玩具を皆で楽しみました。
このようなコンサート、日本でも開きたいですね。
「モスクワ・アマデウス音楽劇場」 ソリスト 平岡貴子
皆さま、師走に入りお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
今年は冬将軍の訪れが早く、モスクワの気温は11月末に既に−14℃になっていました。晴れた日には空が白むほどに冷え、ロシアの大地は長い冬を迎えています。
今日は、私が「レクチャー&コンサート」をさせていただいた、モスクワ市立「インテルナート」という小・中・高の一貫校のことを書かせていただきます。
現在この学校には、軽度〜中度の視覚障害がある生徒たち125名が学んでいます。基本は全寮制で、月曜〜木曜まで寄宿舎で過ごし、週末は家族と一緒に過ごすそうです。校内は生徒たちが学習しやすいように工夫されていて、例えば図書室には、本を閲覧する際に細かい字を拡大できる機器が置かれていました。また、医師と看護士,栄養士が常駐し、生徒たちの健康管理を行っているそうです。
そして特筆すべきは、学校内博物館があることです。「伝統的な暮らし方」という名のこの博物館の館長は、Tamara Ponomarevaさん。穏やかな笑顔と凛とした立ち姿がとても美しい女性です。彼女は大の日本好きで、博物館の中の一角には日本コーナーがありました。
今回の受講生は小学3年生から高校2年生までの約30人。日本について学んでいる学生たちです。彼らは、本やインターネットで得ている日本についての知識と、生(なま)日本人?が話す日本との違いを真剣な面持ちで聴き入っていました。
私が選んだテーマは、「日本の里山の四季」。里山の四季は美しいだけでなく、人々の暮らしと密接に結びつき、今もなお日本人の生活様式や心の持ち方に深く関係しています。私は、自然の様や遊びや仕事を歌った叙情歌や童謡と共にとある村の四季の映像を紹介しながら、約一時間の「レクチャー&コンサート」を行いました。生徒たちは、絵画の一部を切り取ったような美しい姿の日本はよく知っていましたが、暮らしに根づく日本の姿は初めて見たようです。
アンコールで歌った「ふるさと」。どこかで耳にしたことがあるのでしょうか? 皆が一緒にハミングしてくれました。
「耳を澄ませ自然の営みに心を傾ければ、そこには時の息吹きがゆっくりと起ち上がってくる...」
お礼にと、素晴らしいショパンを披露してくれたイワン君の言葉がとても印象的でした。
平岡 貴子
ヘラルドの会は、1994年4月にロシア文化・文学研究家の藤沼敦子によって設立されました。
当時、日本ではあまり知られていないロシアのオペラ・オペレッタやロシア歌曲を紹介する目的で、藤沼が12人の実行委員と共に東京新宿の音楽の友ホールで日本初の「ロシアオペレッタ紹介コンサート」を行ったのがきっかけです。
その時に出演した歌手がロシアオペレッタ界の第一人者で、世界的に有名なヘラルド・ワシーリエフ氏です。
当会は、彼のファーストネームから「ヘラルドの会」とネーミングしました。
その後現在に至るまで、モスクワやぺテルブルグの劇場で活躍しているアーティストたちを中心に招聘してコンサートやオペラ・オペ
レッタを開催し、彼らの指導による「ロシア歌曲講座」を通じて日本の若手音楽家の育成をはかる等、積極的にロシア音楽の普及・発展に努めてきました。
その中で2004年には、特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け基盤を強化しています。
そして2013年に、会の主力メンバーだったソプラノ歌手の平岡貴子が新たに理事長に就任しました。
ロシア音楽の紹介を軸としながら、ロシア・日本の教育機関と連携を取り、小・中・高校生の学校間交流や音楽による国際交流などの教育活動にも力を入れ始めました。
「世界から日本へ、日本から世界へ」の理念の元、更に幅広い世界に活動を広げています。
会員の方には各種特典があります。
詳細はヘラルドの会のホームページをご覧ください。http://gerald-society.jimdo.com/